2022/06/06 19:34

椿油は、美容オイルとして大人気ですが、

古くから、灯用・薬・防錆剤・革や木製品のメンテナンスなど、あらゆる用途で「万能オイル」として使われていました。

江戸時代末期には、椿油を食する高級「金麩羅」が、将軍や大名といった富裕層に流行りました。

「金麩羅(きんぷら)」とは、天麩羅(てんぷら)のことです。

椿油で調理した天ぷらは、当時高級だった菜種油よりも
口当たりが軽く美味しいうえに
いくら食べても胃もたれもしないとして、特別な天ぷらだったそうです。
高級と特別さゆえに、「金ぴら」と名付けられたそうです。

「椿油を食べてみたい!」

ではどこで椿油は買えるのでしょうか?

スーパーや自然食品店、オーガニック専門店や高級食材品店でも、店頭で椿油を見かけることはなかなかはありません。
周りの聞いても、椿油が食用できることを知っている人はほとんどいないようですが
今は、インターネットの時代。
便利ですね^^検索して、どこに住んでいても購入できます。

都内の某高級ホテルでは、椿油を使ったコース料理が楽しめるそうです。

ちなみにここ福岡では、宗像市地島(じのしま)の食用椿油がおすすめです。
宗像の道の駅の店頭に並ぶと、すぐに完売し、知る人ぞ知る高級椿油となっているようです。

機会があれば、ぜひ「椿油」を食べてみてはいかがでしょうか♡


参考文献:「新版御府内流行名物案内双六、一英斎芳艶、海老屋林之助、弘化4~嘉永5」